一般社団法人
日本細胞生物学会Japan Society for Cell Biology

2016-10-12

石原直忠 (久留米大学分子生命科学研究所)

この度は大隅良典先生のノーベル生理学・医学賞の受賞大変おめでとうございます。門下生として、また古くからのファンの一人として、今週はとても幸せな気持ちで過ごしています。

私が研究員として参加した20世紀末の大隅研は、優秀で楽しい人が続々と集まる素晴らしい研究室でした。研究も日々の生活も楽しい思い出しかありません。今から考えると、あれほどの人材が同時にオートファジーを研究して、しかも主要な遺伝子を全て手にしていたので、日々誰かが新しい発見をして、それが間もなく誰かの研究に波及する、というような連鎖的にオートファジーが解き明かされた時期でした。未知を解明する研究の醍醐味を存分に堪能しました。またいろんな方向性で「独特」な方々が自由にリラックスして研究していました。本学会会長も、遊びの方も絶好調で、ずいぶん遊んでいただきました・・

私は当時とても悩んでいたところに大隅先生に声をかけていただき仲間に加えていただきました。先生の人徳と、面白いチャレンジングな研究にみんなが惹き寄せられ、それで素晴らしい研究がされてきたのだと思います。私もあのような素晴らしい研究室を作れるようにがんばりたいです。目指すべき目標を若い時期に知ることができたことは私の一生の宝です。


(2016-10-12)

日本細胞生物学会賛助会員