一般社団法人
日本細胞生物学会Japan Society for Cell Biology

第61回日本細胞生物学会ランチョンワークショップ「研究者というキャリア」

開催日

2009年6月4日(木)

講師

大阪大学先端科学イノベーションセンター科学技術キャリア創生支援室
兼松 泰男 教授

司会

寺崎 朝子(千葉大学)、藤ノ木 政勝(獨協医科大学)

企画意図

10数年程からの大学院増員後から問題となり、昨今高学歴ワーキングプアと言う言葉と共に社会問題化しつつある学位取得後の就職問題について考える機会を持ちたいと本企画を考えました。前半は、話題提供として大阪大学先端科学イノベーションセンター科学技術キャリア創世支援室の方を講師に迎え、大阪大学を例にその取り組みや課題についてご講演頂きます。また後半は、委員会委員やフロアーも交え、アカデミック研究者のポジション争いが激化している現状で大学院生やポスドク、任期付き教員などの若手研究者は何をすべきなのか、大学院は何を目指した教育をすべきなのか、科学政策で何が改善出来るのかを議論したいと考えています。この企画を契機に、ベテランの先生方には若手研究者が直面する現状の厳しさを、そして若手研究者や学生の方には現実の厳しさを知って頂き、その上でこの厳しさに挫けず、むしろ皆でこの厳しさを突破する方策を考えてもらえたらと切に願っています。是非多くの方に参加して頂きたくお願い申し上げます。

ワークショッププレゼン資料

後記

上記の様に第61回大会中にワークショップを開催いたしました。講師に大阪大学先端科学イノベーションセンター科学技術キャリア創生支援室 兼松 泰男 教授を迎え、大阪大学を事例とした大学院生およびポスドク(任期付き助教も含む) のキャリアパスの現状についてご講演頂きました。ご講演後は兼松教授の他、学会から米田悦啓副会長(大阪大学大学院生命機能研究科・教授)に参加頂き、そして委員会から平岡、篠原、大隅の各委員を交え、ワークショップ参加者と共に現状についてとその厳しさの中からどう行動していったら良いかと言う方向性で議論を行いました。12時から1時間のランチョンワークショップでしたが、時間を大幅に超え2時近くまで様々な議論が交わされました。

ワークショップアンケート結果

日本細胞生物学会賛助会員

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