一般社団法人
日本細胞生物学会Japan Society for Cell Biology

Vol.33 January - December (20) キヤノン財団主催第1回講演会「微生物は縁の下の力持ち ~サステナブルな未来をつくる微生物の不思議を考える~」

開催日時

2022年8月11日(木・祝日) 12:50-16:00

開催方式

zoomによるオンライン

参加費

無料

申込期間

2022/6/1(水)9:00-2022/8/10

申込方法

https://zoom.us/webinar/register/WN_1fFm7d-SRgitsXgd-4qf7Q

講演内容<講演演タイトル、講演者(講演順)>

地球の生態系本来の循環サイクルが崩され、地球と人の健康が損なわれています。
この問題の解決にむけて、地球上の最初の生物であり、深い共生関係により地球環境に大きな影響を与えている微生物にスポットを当て、地球と人の本来の健康な未来にアプローチする研究を紹介します。 
講演者は当財団研究助成プログラムの採択者の方々です。

◆基調講演:「微生物が描く未来型の社会像」
【講演者】國澤純 医薬基盤・健康・栄養研究所 所長
地球環境に住む微生物の特徴を生かして、一人一人にあった栄養の提案など、微生物の知られざるパワーについて紹介します。
◆講演1:「腸内細菌を標的とした新規治療法の開発」
【講演者】植松智 大阪公立大学 教授
病気に関わる腸内細菌をウィルスを用いて治療する研究など、最先端のアプローチを紹介します。
◆講演2:「土を肥やす新たな微生物基盤の解明と地球環境保全への応用」
【講演者】妹尾啓史 東京大学 教授
植物の育成に欠かせない窒素栄養を、肥料ではなく土壌微生物で供給する新しいアプローチを紹介します。
◆講演3:微生物進化の原動力は何か?
【講演者】西田洋巳 東洋大学 教授
単細胞微生物のDNAは環境から大きく影響を受けます。この影響を自己変革チャンスとして進化する微生物を紹介します。
◆講演4:資源循環系の構築に向けた海洋細菌による化合物半導体の合成
【講演者】富永依里子 広島大学教授
細菌が生きていくために行っている生存反応を利用した半導体合成等、産業応用についてお話しいただきます。
◆発表者によるパネルディスカッション

※キヤノン財団は採択された研究者の方々を様々な形で支援する活動を行っております。

詳細は当財団ホームページでもご案内しております。
https://jp.foundation.canon/

日本細胞生物学会賛助会員

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