日時
平成25年5月27日(月) 10:00~17:00
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 5階ライフホール
(大阪府豊中市新千里東町1-4-2、地下鉄御堂筋線/北大阪急行千里中央下車)
趣旨
疾患研究に至る網羅的手法として、メタボローム(代謝物総体)は、ゲノム情報にもっとも近接した表現型と考えられている。近年、メタボローム解析により様々な疾患に特有のバイオマーカーが見つけられており、それらを利用して診断システム、疾患発症メカニズム解析、治療法・新薬開発等の種々の応用が始まっている。一方、メタボローム研究は「生命科学」、「分析化学」、「インフォマティクス」の複合境界領域研究であり方法論が標準化されておらず、普及が進んでいないのが現状である。このシンポジウムでは、メタボローム解析研究の技術的側面を一線の研究者によりわかりやすく解説するとともに、すでに進みつつある疾患研究への最新の応用例を紹介する。
プログラム
1. メタボロミクスの精密表現型解析への応用
福崎 英一郎(大阪大学大学院工学研究科 教授)
2. マルチターン飛行時間型質量分析計の開発とメタボローム研究への応用
豊田 岐聡(大阪大学大学院理学研究科 教授)
3. コンパニオン診断を目指した代謝バイオマーカー開発
大橋 由明(ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社 部長)
4. メタボローム:代謝病研究への応用
下村 伊一郎(大阪大学大学院医学系研究科 教授)
5. メタボロミクスによるがんの代謝解析
曽我 朋義(慶應義塾大学先端生命科学研究所 教授)
6. 口腔バイオフィルム研究へのメタボロミクスの応用
久保庭 雅恵(大阪大学大学院歯学研究科 講師)
7. 脂質ネットワークを介した腸管免疫の制御と創薬への展開
國澤 純(医薬基盤研究所/東京大学医科学研究所 プロジェクトリーダー/客員教授)
8. 創薬バイオマーカー研究におけるメタボローム解析
三上 寿幸(大日本住友製薬(株)ゲノム科学研究所 スペシャリスト)
コーディネーター
福崎 英一郎(大阪大学大学院工学研究科 教授)
下村 伊一郎(大阪大学大学院医学系研究科 教授)
参加費
無料
申込要領
氏名、勤務先、所属、〒所在地、電話番号、Eメールアドレスを明記の上、Eメールで下記宛お申し込み下さい。件名は「千里ライフサイエンスセミナーE1」として下さい。
申込先
千里ライフサイエンスセミナーE1係
E-mail sng@senri-life.or.jp URL http://www.senri-life.or.jp
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル20階
TEL 06-6873-2001
主催
公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団