日時
平成18年9月29日(金) 10:00〜17:00
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 5階ライフホール
定員
300名
参加費
会員(大学・官公庁職員、財団の賛助会員):3,000円
非会員:5,000円
学生:1,000円
※上記参加費には講演要旨集が含まれています。
申込要領
1.氏名、〒所在地、勤務先、所属、電話およびFAX番号を明記の上、郵便、FAXまたは電子メールで下記宛にお申込下さい。
2.受付の通知を返送いたしますので、通知書に記載した振込先口座に参加費をお振込み下さい。
3.入金を確認後、領収書兼参加証を送付いたします。
問い合わせ先/申込先
(財)千里ライフサイエンス振興財団セミナー(W2)係
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル8F
TEL:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002
E-mail:dnp-lsf@senri-lc.co.jp
(注:lsfは「エルエスエフ」、lcは「エルシー」)
着眼点
ケミカルバイオロジーは化学と生命科学の融合によるポストゲノム時代の新しい研究領域で、ゲノム科学などと同様に広く生命科学の基盤となる可能性を有している。また、ケミカルバイオロジーは有機化合物を基礎として生命科学研究を行なうことから、治療薬や診断薬など有用な化合物開発に直結する産業政策上の重要領域であるともいえる。それゆえ、米国ではバイオインフォマティクスや構造生物学などとともにNIHの将来戦略5本柱の1つとして推進され、ケミカルゲノミスセンター(NIHCG)を中心にケミカルゲノミスプロジェクトが2004年より開始された。ヨーロッパや中国でも化合物バンクやケミカルゲノミスセンターが設立され、ケミカルバイオロジーに関する研究基盤の整備が急速に進められている。今回の千里ライフサイエンスセミナーが契機となり、ケミカルバイオロジー研究の輪が、日本でも拡大していくことを願って止まない。
プログラム
第一部:分子プローブによる生命情報の解析
1.生物現象を可視化するセンサー分子開発によるケミカルバイオロジー展開
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 教授 菊地 和也
2.生体内分子科学の推進のための新しい化学
岐阜大学大学院医学系研究科生命機能分子設計部門 教授 鈴木 正昭
第二部:分子プローブによる生命情報の制御
3.情報から制御へ
京都大学大学院薬学研究科薬品有機製造学 教授 藤井 信孝
4.遺伝子発現と細胞分化のケミカルバイオロジー
京都大学化学研究所生体機能化学研究系 教授 上杉 志成
第三部:分子プローブから創薬への展開
5.低分子によるリピートDNA配列の認識
大阪大学産業科学研究所機能分子科学部門 教授 中谷 和彦
6.mRNAプロセシングを標的とする新しい抗ウイルス薬
東京医科歯科大学大学院疾患生命科学研究部 教授 萩原 正敏
その他
コーディネーター: 東京医科歯科大学大学院疾患生命科学研究部 萩原 正敏
協賛:(株)千里ライフサイエンスセンター