

第76回日本細胞生物学会大会
【日程】:2024年7月17日 (水)~ 19日(金)
【会場】:つくば国際会議場
【大会長】:岡田康志(理化学研究所/東京大学)
News & Topics
- 2023.11.30CSFに新しい論文が発表されました。
“Coronin-1 promotes directional cell rearrangement in Drosophila wing epithelium”
この論文では、アクチン制御因子であるCoronin-1が細胞配置換えに寄与することを明らかにしました。 - 2023.11.13大野博司先生が紫綬褒章を受章されました。
- 2023.11.13森和俊先生が第28回慶應医学賞を受賞されました。
- 2023.10.27CSFに新しい論文が発表されました。
“Significance of the p38MAPK-CRP2 axis in myofibroblastic phenotypic transition”
本論文はp38MAPKの活性化がCRP2の発現を亢進させ、筋線維芽細胞膜への形質転換を誘導すること及びCRP2BPがアダプター因子としてSRF/CArG-boxを介した転写促進に寄与することを示しました。 - 2023.10.7CSFに新しい論文が発表されました。
“Visual quantification of prostaglandin E2 discharge from a single cell”
この論文では1細胞からのプロスタグランジンE2分泌量をイメージングとシミュレーションにより測りました。 - 2023.10.4CSFに新しい論文が発表されました。
“Rab32 and Rab38 maintain bone homeostasis by regulating intracellular traffic in osteoclasts”
この論文では、マウス破骨細胞において、骨吸収を支える膜輸送をRab32とRab38が協調して担っていることを報告しています。 - 2023.9.28CSFに新しい論文が発表されました。
“Signal sequence-triage is activated by translocon obstruction sensed by an ER stress sensor IRE1α”
この論文では、トランスロコンの閉塞がシグナル配列のトリアージと小胞体ストレスセンサーIRE1αを共に活性化することを報告しました。 - 2023.9.14CSFに新しい論文が発表されました。
“VAMP5 and distinct sets of cognate Q-SNAREs mediate exosome release”
この論文では、多胞体(MVB)に局在するVAMP5がMVBと細胞膜の融合を制御して、エクソソーム分泌をコントロールすることを報告しました。 - 2023.7.22CSFに新しい論文が発表されました。
“FilGAP, a GAP for Rac1, down-regulates invadopodia formation in breast cancer cells”
この論文では、乳がん細胞の浸潤突起形成を抑制する分子としてRacの不活化因子であるFilGAPを報告しました。 - 2023.7.12CSFに新しい論文が発表されました。
“Sphingomyelin metabolism underlies Ras excitability for efficient cell migration and chemotaxis”
この論文では、細胞膜のスフィンゴミエリンがRasの興奮性を調節して効率の良い走化性運動を可能にすることを報告しました。 - 2023.6.30CSFに新しい論文が発表されました。
“Two coral fluorescent proteins of distinct colors for sharp visualization of cell-cycle progression”
この論文では、アカデミアに加え産業界への技術伝搬の加速を視野に、純国産型細胞周期プローブ、Fucci5の開発と整備を報告しました。 - 2023.6.27CSFに新しい論文が発表されました。
“Proteomic Analysis of Fatty Liver Induced by Starvation of Medaka Fish Larvae”
この論文では、幼生期のメダカを飢餓条件で育てたとき生じる脂肪肝の発症メカニズムをプロテオミクスにより解析した。 - 2023.6.13松田道行先生が紫綬褒章を受章されました。
- 2023.5.11CSFに新しい論文が発表されました。
“Role of CRP2-MRTF interaction in functions of myofibroblasts”
この論文では、CRP2がMRTF及びSRFと結合し筋線維芽細胞の機能発現を促進することを明らかにし、CRP2-MRTF相互作用の詳細なメカニズムを解明した。 - 2023.5.11CSFに新しい論文が発表されました。
“Zebrafish imaging reveals hidden oncogenic-normal cell communication during primary tumorigenesis”
この総説では、我々がゼブラフィッシュイメージングにより明らかにした前がん細胞と隣接細胞の協調的・競合的コミュニケーションについて紹介します。 - 2023.4.6CSFに新しい論文が発表されました。
“Cell biology of protein-lipid conjugation”
この総説では、さまざまなタンパク質–脂質共有結合修飾を紹介し、反応機序や細胞内における役割を概説します。 - 2023.1.25CSFに新しい論文が発表されました。
“A conserved WXXE motif is an apical delivery determinant of ABC transporter C subfamily isoforms”
この論文では、12回膜貫通型ABC輸送体Cサブファミリー分子種の上皮細胞の頂端部細胞膜への局在化がWXXEモチーフに規定されていることを示した。 - 2022.12.28CSFに新しい論文が発表されました。
“Suppression of P-cadherin expression as a key regulatory element for embryonic stem cell stemness”
この論文では、細胞外提示されたsyntaxin4が2次元下のES細胞でP-cadherinタンパク質を発現誘導し未分化性を破綻させることを示した。 - 2022.12.28CSFに新しい論文が発表されました。
“A non-nucleotide agonist that binds covalently to cysteine residues of STING”
この論文では、cGAMP非依存的に自然免疫分子STINGを活性化する化合物PAOを同定し、その作用機序を明らかにした。 - 2022.12.16CSFに新しい論文が発表されました。
“Role of phosphatidylserine in the localization of cell surface membrane proteins in yeast”
この論文では、受容体などの細胞膜タンパク質の局在にホスファチジルセリンが必要であることを示しました。 - 2022.12.16CSFに新しい論文が発表されました。
“Enhancement of Vivid-based Photo-Activatable Gal4 Transcription Factor in Mammalian Cells”
この論文では、光受容体Vividを利用した青色光作動性Gal4転写因子を哺乳類細胞で最適化し、遺伝子発現の光操作の効率と信頼性を向上させることに成功しました。 - 2022.12.9CSFに新しい論文が発表されました。
“Reconstitution of functional tight junctions with individual claudin subtypes in epithelial cells”
この論文では、クローディン欠失MDCK細胞を用いることで、クローディンファミリーの単独のサブタイプから成るタイトジャンクションを再構成させてその機能を解析できることを示した。 - 2022.11.22CSFに新しい論文が発表されました。
“Quantitative 3D correlative light and electron microscopy of organelle association during autophagy”
この論文では、アレートモグラフィーを用いた3D-CLEM法によって、オートファゴソームと他のオルガネラとの接触を網羅的に解析しました。 - 2022.11.5CSFに新しい論文が発表されました。
“PRL stimulates mitotic errors by suppressing kinetochore-localized activation of AMPK during mitosis”
この論文はPRL高発現がキネトコアでのAMPK活性化を阻害して、分裂異常を引き起こすことを示した。 - 2022.7.11論文賞(CSF Award)と若手最優秀発表賞のページをアップしました。
- 2022.6.22CSFに新しい論文が発表されました。
“Appropriate tension sensitivity of α-catenin ensures rounding morphogenesis of epithelial spheroids”
この論文では、上皮細胞集塊がスムーズに球形化するのにαカテニンの張力感受性が重要であることを示しています。 - 2022.4.28CSFに新しい論文が発表されました。
“A method for the generation of pseudovirus particles bearing SARS coronavirus spike protein in high yields”
この論文では、SARS-CoV-2のSタンパク質を持つシュードウイルスを高収率で作製する改良プロトコルを開発しました。 - 2022.4.22会員専用ページに理事候補選挙結果を掲載しました
- 2022.4.6CSFに新しい論文が発表されました。
“Munc13b stimulus-dependently accumulates on granuphilin-mediated, docked granules prior to fusion”
この論文では、生細胞の分子動態観察によって、細胞膜にドッキングした顆粒が、刺激後、開口放出可能となる機序を示しました。 - 2022.4.1北海道大学大学院 医学院・医学研究院 細胞生理学教室の柏木彩花先生、大場雄介先生から蛍光タンパク質を用いたオルガネラの可視化のプロトコルのご提供がありました。詳細は「実験情報」→「実験プロトコル」をご覧ください。
- 2022.3.31会員専用ページに会長候補意向聴取選挙および代議員選挙結果を掲載しました
- 2022.2.23CSFに新しい論文が発表されました。
“Ubiquitin-like 3 as a new protein-sorting factor for small extracellular vesicles”
この総説では、細胞外小胞への蛋白質取り込みを担う翻訳後修飾因子UBL3の細胞生物学的機能と治療的応用の展望を議論する。 - 2022.2.5CSFに新しい論文が発表されました。
“Specific association of TBK1 with the trans-Golgi network following STING stimulation”
この論文では、STING経路が活性化した際に下流キナーゼTBK1がtrans-Golgi networkに集積することを示しました。 - 2021.11.6CSFに新しい論文が発表されました。
“A dual promoter system to monitor IFN-γ signaling in vivo at single-cell resolution”
この論文では、がん細胞におけるIFN-γをin vitroおよびin vivoで検出する、生物発光および蛍光レポーターを作製した。 - 2021.9.25CSFに新しい論文が発表されました。
“Visualization of DNA replication in single chromosome by stable isotope labeling”
この論文では,安定同位体標識を細胞小器官レベルで定量的に可視化し,娘染色体におけるヒストンの入れ替わりを示しました。 - 2021.9.4CSFに新しい論文が発表されました。
“In vivo roles of Rab27 and its effectors in exocytosis”
この総説では、分泌小胞開口放出の各過程を制御するRab27およびそのエフェクターの生体内での役割を概説すると共に、同一細胞内に発現する異なるエフェクターの機能的関係について議論する。 - 2021.9.3CSFに新しい論文が発表されました。
“Nuclear RNA regulation by XRN2 and XTBD family proteins”
この論文では、リボヌクレアーゼXRN2への結合ドメインXTBDを有するタンパク質群による核内RNAの制御機能を総説する。 - 2021.7.12論文賞(CSF Award)と若手最優秀発表賞のページをアップしました。
- 2021.6.30CSFに新しい論文が発表されました。
“Hrd1-dependent degradation of the unassembled PIGK subunit of the GPI transamidase complex”
この論文では、GPIトランスアミダーゼ複合体のサブユニットであるPIGKは、複合体に組み込まれなかった時にHrd1依存的に分解されることを示しました。 - 2021.5.8CSFに新しい論文が発表されました。
“Expression Patterns and Levels of All Tubulin Isotypes Analyzed in GFP Knock-In C. elegans Strains”
この論文では、線虫C. elegansのα/β-チューブリンアイソタイプ全15種類の組織特異性と発現レベルの比較解析を行いました。 - 2021.3.26CSFに新しい論文が発表されました。
“Multiple ways for stress sensing and regulation of the endoplasmic reticulum-stress sensors”
この論文では、小胞体ストレスセンサー蛋白質がストレスを感知して活性化するメカニズムを総説する。 - 2021.1.26CSFに新しい論文が発表されました。
“Knock-in of labeled proteins into 5’UTR enables highly efficient generation of stable cell lines”
この論文は標識した解析対象タンパク質を生理学的レベルで安定発現する細胞株を簡便かつ高効率で取得する手法を報告します。 - 2020.12.22CSFに新しい論文が発表されました。
“Mevalonate pathway-mediated ER homeostasis is required for haploid stability in human somatic cells”
この論文では、メバロン酸合成経路による小胞体恒常性の保証が、ヒト一倍体細胞の安定性に必要であることを明らかにしました。 - 2020.12.7会員専用ページに、意見募集に関する総括を掲載しました。
- 2020.11.13CSFに新しい論文が発表されました。
“An antiviral drug screening platform with a FRET biosensor for measurement of arenavirus Z assembly”
この論文では、アレナウイルスZ蛋白の重合化を検出するFRETセンサーを開発し、新規の抗ウイルス薬スクリーニング方法を確立しました。 - 2020.7.8CSFに新しい論文が発表されました。
“Prickle2 and Igsf9b coordinately regulate the cytoarchitecture of the axon initial segment”
この論文では、自閉症発症関連分子Prickle2がIgsf9bと共に軸索起始部の細胞構築を制御することを示しました。 - 2020.7.8CSFに新しい論文が発表されました。
“p18/Lamtor1-mTORC1 Signaling Controls Development of Mucin-producing Goblet Cells in the Intestine”
この論文では、p18/Lamtor1-mTORC1シグナルがムチンを産生する腸ゴブレット細胞の発生を制御することを明らかにしました。 - 2020.6.25CSFに新しい論文が発表されました。
“Biliverdin reductase-A deficiency brighten and sensitize biliverdin-binding chromoproteins”
この論文では、ビリベルジン還元酵素A欠損が近赤外蛍光タンパク質の高輝度化および、近赤外光応答性光遺伝学ツールの高感度化に効果的であると示しました。 - 2020.6.24CSFに新しい論文が発表されました。
“Internalization of AMPA-type glutamate receptor in the MIN6 pancreatic β-cell line”
この論文では、膵臓β細胞株MIN6に発現するAMPA型グルタミン酸受容体が内在化し、その細胞内分布にコルタクチンが一部関与することを示しました。 - 2020.6.18CSFに新しい論文が発表されました。
“Visualization of procollagen IV reveals ER-to-Golgi transport by ERGIC-independent carriers”
この論文ではIV型コラーゲンを可視化し解析することで、小胞体からERGIC膜を含まない小胞を介したゴルジ体への輸送を示しました。 - 2020.5.12CSFに新しい論文が発表されました。
“MON2 guides Wntless transport to the Golgi through recycling endosomes”
この論文では、MON2タンパク質がリサイクリングエンドソームの形成および動態を調節していることを明らかにしました。 - 2020.4.27会員専用ページに理事候補選挙結果を掲載しました
- 2020.4.9CSFに新しい論文が発表されました。
“Centrosomal and non-centrosomal functions emerged through eliminating centrosomes”
この論文は細胞内の中心体を除去する技術とそれにより得られた細胞生物学的知見をまとめたものです。 - 2020.4.2会員専用ページに会長候補意向聴取選挙および代議員選挙結果を掲載しました
- 2020.2.7CSFに新しい論文が発表されました。
“Rab7B/42 is functionally involved in protein degradation on melanosomes in keratinocytes”
この論文では、ケラチノサイト(角化細胞)に受け渡されたメラノソームの蛋白質分解に、低分子量GTPaseの一種Rab7B(別名Rab42)が関与することを示しました。 - 2019.12.27CSFに新しい論文が発表されました。
“Hierarchical development of motile polarity in durotactic cells just crossing an elasticity boundary”
この論文では、硬領域指向性細胞運動の前方後方極性形成過程において、接着斑階層での非対称活動の生成から細胞体の極性発展までに約2時間のタイムラグが生じることを実測した。 - 2019.12.26CSFに新しい論文が発表されました。
“Development of a Rapid in vivo Assay to Evaluate the Efficacy of IRE1-specific Inhibitors of the Unfolded Protein Response using Medaka Fish”
この論文では、小胞体ストレスセンサーIRE1阻害剤の効果をin vivoで迅速に評価する方法をメダカを使って開発した。 - 2019.12.19CSFに新しい論文が発表されました。
“Reinvestigation of disulfide-bonded oligomeric forms of the unfolded protein response transducer ATF6”
この論文は、小胞体ストレスセンサーATF6がモノマーと2種類のダイマーとして存在し、1回のジスルフィド結合還元で活性化されることを示した。 - 2019.11.30CSFに新しい論文が発表されました。
“N-glycosylation of Rim21 at an unconventional site fine-tunes its behavior in the plasma membrane”
この論文では、細胞膜タンパク質Rim21のN型糖鎖修飾が、Rim21の細胞膜微小領域への局在を調節していることを示唆しました。 - 2019.11.15CSFに新しい論文が発表されました。
“Localization of BCR-ABL to stress granules contributes to its oncogenic function”
この論文ではCMLの原因タンパク質BCR-ABLがストレス顆粒にも局在し、顆粒局在が造腫瘍能に重要なことを示しました。 - 2019.11.15CSFに新しい論文が発表されました。
“Folding latency of fluorescent proteins affects the mitochondrial localization of fusion proteins”
この論文では蛍光タンパク質のフォールディング効率がマーカーのミトコンドリア局在に影響を与えることを示しました。 - 2019.11.12吉森保先生が紫綬褒章を受章されました。
- 2019.10.17CSFに新しい論文が発表されました。
“Dispersion of endoplasmic reticulum-associated compartments by 4-phenyl butyric acid in yeast cells”
この論文では、4-PBAによる膜貫通蛋白質凝集体の酵母小胞体での拡散と細胞障害性増大を報告し、蛋白質凝集の意義を議論します。 - 2019.9.20CSFに新しい論文が発表されました。
“Moss Kinesin-14 KCBP Accelerates Chromatid Motility in Anaphase”
この論文では、ヒメツリガネゴケの逆行性キネシンKCBPが、分裂期に染色分体の分配を促進することが示された。 - 2019.9.20CSFに新しい論文が発表されました。
“Implication of a Novel Function of Sar1 in the Nucleus”
この論文ではSar1の核内における新奇な機能の可能性、特に核膜形成への関与について示しました。 - 2019.9.19CSFに新しい論文が発表されました。
“MGSE regulates crosstalk from the mucin pathway to the TFE3 pathway of the Golgi stress response”
この論文では、ゴルジ体ストレス応答の新規の応答経路であるムチン経路を発見し、エンハンサー配列MGSEを同定しました。 - 2019.9.5CSFに新しい論文が発表されました。
“Mutations in mxc Tumor-Suppressor Gene Induce Chromosome Instability in Drosophila Male Meiosis”
この論文では、ショウジョウバエ癌抑制遺伝子mxc変異体雄の減数分裂において染色体数の不安定性が見られる原因について述べている。 - 2019.8.31CSFに新しい論文が発表されました。
“Identification of 15 new bypassable essential genes of fission yeast”
この論文では、分裂酵母を用いて、遺伝子の必須性をバイパスする経路を網羅的に同定する手法を開発した。 - 2019.7.12CSFに新しい論文が発表されました。
“Organelle Zones”
この論文は、オルガネラ・ゾーンの総説です。 - 2019.7.5論文賞(CSF Award)と若手最優秀発表賞のページをアップしました。
- 2019.4.20プライバシーポリシーを更新しました。(現在は英語版のみで、日本語版は準備 中です)
- 2019.3.21CSFに新しい論文が発表されました。
“A peptide derived from phosphoinositide 3-kinase inhibits endocytosis and influenza virus infection”
この論文ではエンドサイトーシスとインフルエンザ感染に重要なペプチドを同定し、その臨床応用への可能性を示しました。 - 2019.3.21CSFに新しい論文が発表されました。
“Two decades of genetically encoded biosensors based on Förster resonance energy transfer”
この論文では蛍光タンパク質とフェルスター共鳴エネルギー移動の原理に基づくバイオセンサーの20年の歴史を総括します。 - 2018.11.28CSFに新しい論文が発表されました。
“PGSE is a novel enhancer regulating the proteoglycan pathway of the mammalian Golgi stress response”
この論文では、ゴルジ体ストレス応答の新規の応答経路であるプロテオグリカン経路を発見し、エンハンサー配列PGSEを同定しました。 - 2018.11.8CSFに新しい論文が発表されました。
“Glycosphingolipid GM2 Induces Invasiveness in Irradiation-tolerant Lung Cancer Cells”
この論文では、スフィンゴ糖脂質の一つであるGM2が放射線耐性肺がん細胞の浸潤能に寄与することを示しました。 - 2018.7.26CSFに新しい論文が発表されました。
“An anti-tumorigenic role of the Warburg effect at emergence of transformed cells”
この総説では、上皮細胞層に出現したがん変異細胞がワールブルグ効果様代謝変化によって排除されることを概説します。 - 2018.7.26CSFに新しい論文が発表されました。
“Automatic quantitative segmentation of myotubes reveals single-cell dynamics of S6 kinase activation”
この論文では、時系列蛍光画像から筋管細胞を自動定量する方法を開発し、集団と個別とでS6K活性時系列の特徴が異なることを示しました。 - 2018.7.20CSFに新しい論文が発表されました。
“Branched sialylated N-glycans are accumulated in brain synaptosomes and interact with Siglec-H”
この論文では、分枝状シアル酸化糖鎖が樹状突起スパインとミクログリアの相互作用に関与することを示しました。 - 2018.6.29CSFに新しい論文が発表されました。
“A novel morphological marker for the analysis of molecular activities at the single-cell level”
この論文では、生体イメージングに資する細胞形態マーカーを開発し、機械学習を用いて1細胞毎の分子活性を網羅的に解析する系を示しました。 - 2018.6.27論文賞(CSF Award)と若手最優秀発表賞のページをアップしました。
- 2018.6.14CSFに新しい論文が発表されました。
“Detailed analysis of the interaction of yeast COG complex”
この論文では,ゴルジ体における繋留分子複合体COGのサブユニット相互作用について,酵母を用いて詳細な解析を行いました。 - 2018.5.19CSFに新しい論文が発表されました。
“Long-term Culture of Human iPS Cell-derived Telencephalic Neuron Aggregates on Collagen Gel”
この論文では、ヒトiPS細胞由来の大脳神経細胞塊がコラーゲンゲル上で長期培養可能なことを示しました。 - 2018.4.28CSFに新しい論文が発表されました。
“Solo and keratin filaments regulate epithelial tubule morphology”
この論文では、RhoA-GEFであるSoloとケラチン繊維が上皮管腔の細長い形態の形成に関与することを示しました。 - 2018.4.24会員専用ページに理事候補選挙結果を掲載しました。
- 2018.4.11CSFに新しい論文が発表されました。
“Hidden Peptides Encoded by Putative Noncoding RNAs”
この論文は、近年同定されたノンコーディングRNAと思われていたRNAから翻訳されるペプチドをまとめた総説です。 - 2018.3.20会員専用ページに会長候補意向聴取選挙および代議員選挙結果を掲載しました。
- 2018.3.17CSFに新しい論文が発表されました。
“Live-cell imaging with genetically encoded protein kinase activity reporters”
この論文は、生きた細胞内でリン酸化酵素の活性を可視化するための蛍光レポーターの原理と応用例をまとめた総説です。 - 2018.2.23CSFに新しい論文が発表されました。
“Structural Insights into the Altering Function of CRMP2 by Phosphorylation”
この論文では、微小管結合タンパク質CRMP2のリン酸化による微小管への作用の変化を、生化学的および構造生物学的に解析しました。 - 2018.2.15CSFに新しい論文が発表されました。
“SPIRAL2 stabilises endoplasmic microtubule minus ends in the moss Physcomitrella patens”
この論文では、ヒメツリガネゴケのSPIRAL2 (SPR2)タンパク質が、細胞質微小管のマイナス端に特異的に結合し、安定化することが示されました。 - 2018.2.2CSFに新しい論文が発表されました。
“A missense mutation in the NSF gene causes abnormal Golgi morphology in Arabidopsis thaliana”
この論文では,シロイヌナズナのゴルジ体形態異常を示す変異体を分離し、その原因が膜融合因子NSFの点変異であることを示しました。 - 2018.1.18CSFに新しい論文が発表されました。
“Intestinal epithelial cell-specific deletion of α-mannosidase II ameliorates experimental colitis”
この論文では、腸管上皮細胞に発現するα-マンノシダーゼIIが大腸炎において促進的な役割を果たすことを明らかにしました。 - 2018.1.15第70回大会の演題投稿(募集期間:1/15(月)-
2/19(月)
3/1(木)17時に再延長しました)、参加登録(受付期間:1/15(月)-4/19(木))を開始しました。 - 2017.12.28CSFに新しい論文が発表されました。
“Flagellar-associated protein FAP85 is a microtubule inner protein that stabilizes microtubules”
この論文はクラミドモナス鞭毛タンパク質FAP85が周辺微小管の内壁に存在するMIPsの一つであることを示したものです。 - 2017.11.22将来計画委員会による答申をアップしました。
- 2017.11.14当学会会長 吉森保氏の参加した座談会記事が無料公開されています。
ぜひご覧ください。→羊土社 実験医学Onlineページ
「いま学会・研究コミュニティーのあり方を議論しよう」
(実験医学 2017年8月号 Vol.35 No.13) - 2017.10.25CSFに新しい論文が発表されました。
“Expression of Ror2 associated with fibrosis of the submandibular gland”
この論文では、顎下腺炎症モデルにおけるRor2受容体型チロシンキナーゼなどの発現動態を明らかにしました。
“Bone marrow endothelial cells induce immature and mature B cell egress in response to erythropoietin”
この論文では、造血微小環境を構成する骨髄血管内皮細胞が、急性貧血時にエリスロポエチンに応答し骨髄からB細胞を速やかに放出することで、緊急時の造血の制御に寄与することを明らかにしました。 - 2017.9.23CSFに新しい論文が発表されました。
“Deltamethrin increases neurite outgrowth in cortical neurons through endogenous BDNF/TrkB pathways”
この論文では2型ピレスロイドのデルタメトリンがBDNFを介して神経突起を伸長させることを示しました。 - 2017.8.31CSFに新しい論文が発表されました。
“The Position of the GFP Tag on Actin Affects the Filament Formation in Mammalian Cells”
この論文では、アクチンへのGFP融合位置がアクチン繊維形成に影響をあたえることを明らかにしました。 - 2017.7.13CSFに新しい論文が発表されました。
“Drosophila DOCK family protein Zizimin involves in pigment cell differentiation in pupal retinae”
この論文では、ショウジョウバエDOCKファミリータンパク質Ziziminが蛹レチナの色素細胞分化に関与することを明らかにした。 - 2017.7.11CSFに新しい論文が発表されました。
“Mitochondria regulate the differentiation of stem cells from human exfoliated deciduous teeth”
この論文では、乳歯由来幹細胞の神経分化には、ミトコンドリアの活性化が必須であることを明らかにしました。 - 2017.6.27論文賞(CSF Award)と若手最優秀発表賞のページをアップしました。
- 2017.5.26CSFに新しい論文が発表されました。
“SEL1L-dependent Substrates Require Derlin2/3 and Herp1/2 for Endoplasmic Reticulum-associated Degradation”
この論文では、小胞体関連分解において、可溶性タンパク質か膜貫通型タンパク質であるかにかかわらず、SEL1L依存的基質はDerlin2/3とHerp1/2を必要とすることを明らかにした。 - 2017.4.12CSFに新しい論文が発表されました。
“Synthesized Aβ42 Caused Intracellular Oxidative Damage, Leading to Cell Death, via Lysosome Rupture”
この論文では細胞外より取り込まれたAβ42がリソソーム膜崩壊と酸化障害により細胞死を引き起こすことを示しました。 - 2017.4.4CSFに新しい論文が発表されました。
“The WD40 Domain of HIRA Is Essential for RI-nucleosome Assembly in Xenopus Egg Extracts”
この論文では、DNA複製非依存的なヌクレオソーム形成にはHIRAのWD40が必須であることを明らかにした。 - 2017.3.18CSFに新しい論文が発表されました。
“4μ8C inhibits insulin secretion independent of IRE1α RNase activity”
この論文では、IRE1αの阻害剤である4μ8Cがインスリンのエクソサイトーシスに対して副作用があることを示しました。 - 2017.3.7CSFに新しい論文が発表されました。
“PI5P and PI(3,5)P2: Minor, but Essential Phosphoinositides”
この総説では、イノシトールリン脂質PI5P及びPI(3,5)P2に関して、細胞内局在や細胞・個体レベルでの役割など、最新の知見をまとめました。 - 2017.2.7CSFに新しい論文が発表されました。
“TFE3, HSP47, and CREB3 pathways of the mammalian Golgi stress response”
この総説では、ゴルジ体ストレス応答に関する最新の情報を解説しました。 - 2017.1.25第69回大会の演題投稿(募集期間:1/25(水)-
2/22(水)17時に延長しました)、参加登録(受付期間:2/15(水)1/25(水) -4/24(月) )を開始しました。
イベント情報
イベント情報一覧はこちら生物科学学会連合主催 第4回 公開シンポジウム
【主催】:生物科学学会連合
【日程】:2024年1月20日(土)EMBO|EMBL Symposium: Microtubules: from atoms to complex systems
【主催】:EMBO EMBL
【日程】:2024年6月5日~8日
研究助成・奨励賞・奨学金募集情報
研究助成・奨励賞・奨学金募集情報一覧はこちら「学会推薦」とあるものについては、応募の前にこちらを必ずご確認ください。
第12期 日化協 LRI 研究課題募集
【主催】:一般社団法人日本化学工業協会
【締切】:2023年12月14日(木)必着
【応募】:直接応募第55回(2024年度)三菱財団自然科学研究助成
【主催】:公益財団法人三菱財団
【締切】:2024年2月2日(金)17時(締切厳守)
【応募】:直接応募