機関名
Temasek Lifesciences Laboratory
機関URL
研究室の概要
シンガポールの国際的科学研究機関「Temasek Lifesciences Laboratory」では、生物現象の本質を分子細胞レベルで解明することを目標に、幅広い研究活動を行っています。Temasek Lifesciences Laboratoryで2012年8月からスタートする研究室(主任研究員:茂木文夫)では、シンガポール国立大学のメカノバイオロジー研究所との密接な共同研究体制も利用して、受精卵が非対称化することにより体細胞と生殖細胞を作り分ける仕組みを理解することを目標とした研究を行います。そこで細胞の非対称化と運命決定の統合的理解を目指して一緒に研究できるポスドク研究員を若干名募集します。
職務内容
ひとつの細胞である受精卵は、受精をきっかけとして細胞内をふたつの領域に区画化し、細胞種および機能の多様性を生み出します。この受精卵の非対称化は、胚発生におけるボディープランの基盤となるにも関わらず、一連の過程を制御する仕組みは未だ明らかではありません。本研究プロジェクトでは、線虫 C. elegans 受精卵をモデル系とし、受精卵が非対称化することで体細胞と生殖細胞を作り分ける分子メカニズムの理解を目標とします。発生遺伝学と生化学的アプローチを基盤として、最先端の分子細胞イメージング・解析技術を組み合わせることにより、統合的なアプローチを目指します。詳細な研究プロジェクトの内容については、気軽に問い合わせして下さい。
勤務形態
ポスドク研究員(任期あり)。待遇はTemasek Lifesciences Laboratoryの規定によります。詳細な内容については、問い合わせして下さい。
応募資格
PhD取得者、または取得見込みの方。第一著者の英語論文を一報以上持っていること、英語で30分程度のプレゼンテーションと質疑応答が出来ることが必要です。研究チームの一員としてプロジェクトを展開していく協調性と主体性を持つことが求められます。
着任時期
1st August 2012以降
応募書類、選考方法
1)履歴書、2)研究業績目録とこれまでの研究概要(A4一枚程度)、3)志望動機と今後の抱負(A4一枚程度)、4)照会可能な方2名の氏名および連絡先。選考内容はTemasek Lifesciences Laboratoryの規定に準じます(書類選考後、面接とセミナー)。
問い合わせ先
Fumio MOTEGI Ph.D., Principal Investigator, Temasek Lifesciences Laboratory. ご質問等はe-mail(fmotegi@gmail.com)までお願い致します。