Seeing is believing(百聞は一見にしかず)…「見ること」は、自然科学の進歩において常に重要な役割を担ってきました。とりわけ近年の生物学では、生体機能の探索においても可視化の重要性がますます高まっており、研究開発の現場で、最先端のイメージング技術が不可欠となっています。一方、薄膜・表面物理の分野で精力的に研究されている多くのイメージング技術は、高精度、高分解能、高感度といった優れた特徴を有するため、これまで以上に生物学の進展に寄与することが期待されます。そこで本セミナーは、バイオイメージングの分野と薄膜・表面物理の分野との間での交流や研究接点の模索と、これにともなう両分野の発展に繋がることを目指す研究会として企画されました。最先端のバイオイメージング技術について、基礎から応用まで、第一線でご活躍されている講師の方々に最新の研究成果を含めてご講演いただきます。多くの方々のご参加をお待ちしております。
日時
2016年7月29日(金)10:00-17:30 <受付開始9:30>
場所
早稲田大学 西早稲田キャンパス 55N号館 1階 大会議室
(東京都新宿区大久保3-4-1、地下鉄副都心線 西早稲田駅直結、JR山手線高田馬場駅 徒歩15分)
(アクセスマップ:http://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus)
プログラム
時間割 講演 題目 講師
10:00-10:10
オープニング
10:10-11:00
SNOM/AFM技術とバイオナノイメージング
村松宏(東京工科大)
11:00-11:50
誘導ラマン顕微鏡による高速・無標識生体イメージング
小関泰之(東大)
昼休憩(70分)
13:00-13:50
蛍光一分子観察と原子間力顕微鏡で見る人工細胞膜モデル内の構造・物性・反応性
手老龍吾(豊橋技科大)
13:50-14:40
TOF-SIMSを用いたナノイメージングと医学分野への応用
瀬藤光利(浜松医科大)
休憩(20分)
15:00-15:50
iPS細胞研究を加速させている電子顕微鏡の優れた空間分解能
澤口朗(宮崎大)
15:50-16:40
走査電子顕微鏡のバイオ応用とその展望
牛木辰男(新潟大)
16:40-17:30
大気圧走査電子顕微鏡によるバイオ試料観察
大南祐介(日立ハイテク)
定員
100名(定員になり次第締め切ります。)
参加申込期間
2016年4月14日(木)~7月7日(木)
参加費・参加申込方法等の詳細は、ホームページをご参照ください。