Vol.27 October - December
公益社団法人日本顕微鏡学会では第59回シンポジウムを平成28年11月18日(金)~19日(土)、帝京平成大学池袋キャンパス(東京都豊島区)にて開催致します。
本シンポジウムでは、「今こそ形態学-顕微鏡、その始まりから最先端へ」というテーマを掲げ、基調講演では、形態学の始まりとしての顕微鏡発明の父であるレーベンフックの紹介を天児和暢先生から、海底下2,000メートルに生息する微生物の知られざる姿について稲垣史生先生から、そしてオートファジーに関するホットで最先端の話題について水島昇先生により御講演いただき、さらには物性系の基調講演においても、寺内正巳先生に、軟X線発光分光器付きのSEMの最新の技術革新についご紹介して頂ける予定です。生物を対象とした顕微鏡観察手法は近年ますます発展しており、顕微鏡の技術革新には目を見張るものがあります。各セッションのご講演におきましては、ポストゲノム時代といわれている今日、“今こそ形態学”が科学の進展に大いに寄与している実績やさらなる可能性について、「感染症・病理」のセッションを含めて、生物面から物性面に渡ってご紹介頂きます。
つきましては、顕微鏡に関わる研究者や関連産業界の方々のみならず、医歯薬学を含めた専門分野の広い領域において、形態学への展開を模索されている多くの研究者、学生の皆様のご参加を実行委員一同お待ち申し上げております。
なお本会の詳細につきましては、日本顕微鏡学会第59回シンポジウムホームページ(http://microscopy.wdc-jp.com/symposium/59th/)をご覧ください。
第59回シンポジウム実行委員長 山田作夫