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日本細胞生物学会の今後に寄せて

2012.06.28
Vol.23 April, May & June

米田 悦啓大阪大学大学院生命機能研究科/医学系研究科

 西田栄介前学会長から会長職を引き継いで、早や2年が経ち、目加田英輔現学会長に引き継ぐことができましたので、一言、ご挨拶と御礼を申し上げます。

 私が本学会の運営に少なからず関与させていただくことになりましたのは、廣川信隆先生が学会長に就任される時に、廣川先生から、選挙管理委員をしてもらえませんかとお願いがあった時からです。従いまして、廣川先生、永田和宏先生、中野明彦先生、西田栄介先生の4代の会長の下で、庶務幹事やCSF編集委員長、副会長などを勤めさせていただきました。廣川先生や永田先生はそれぞれ4年間会長をされましたので、私自身の会長時代を含め、14年間、学会の運営に何らかの形で携わらせていただいたことになります。この間、大会のあり方に関する大議論の末の大改革、学会誌CSFのオンラインジャーナル化、日本学術会議との連携活動など、いろんなことを経験させていただきました。思い出深い事柄ばかりですが、詳しくは、それぞれの会長の退任のご挨拶を読んでいただければと思います。

 この間、大学が独立法人化し、日本のサイエンスを取り巻く環境は大きく変動しました。研究成果が如何に社会の利益に反映されるかを目に見える形で示すことが強く求められる時代になってきました。このような時代にこそ、細胞生物学のような生命科学の基盤をなす学問の重要性をより強く意識することが大事であることを、学会としても主張し続けていくとともに、細胞生物学はどのような形で社会に貢献できるのかを真剣に考えないといけないと思っています。また、細胞生物学に限らず、次世代を担う若い研究者をどのように育むかが大きな問題になっています。「今の若者は…」というだけでは済まされない大きな問題が横たわっています。プロジェクトごとの任期付き教員や研究員の数ばかり増え、そのあとの道が見えません。このような状況下で、とても「大学に残って研究すべきだ」とは強く言えません。このままでは、これまで築き上げてきたサイエンスの財産を食いつぶしていくだけのような危機感を持ちます。優秀な学生はたくさんいますが、大学院博士課程に進む学生は明らかに減ってきています。彼らが夢を持って研究ができる環境をどのようにして作り出すかを考えていかないといけないように思います。

 私の2年間の会長時代にもいろんなことがありました。最大の出来事は、東日本大震災です。細胞生物学会の関係者も少なからず被災されました。何日も実験できない日が続きました。学会として、ホームページなど通じて、大学院生の一時的受け入れ、研究材料の提供など、被災された研究者の方々に可能な限り支援する準備があることを呼びかけました。日本全体がひとつにまとまった時間だったように思います。一方、学会の今後のあり方として、法人化問題を議論し、法人化に向けて準備を進めていく方向で学会が動き始めました。さらに、学会の会員数の問題も常に議論して来ました。巨大な学会に変貌する必要は全くないというのが皆さんの一致した考えだったように理解していますが、会員数が漸減していくことはなんとしても避けたいというのも一致していたと思います。全国の研究機関ごとの会員数を調べ、予想よりも少ない機関で会員数をどのように増やすかを議論したりしましたが、残念ですが、特効薬的妙案が浮かんでいないのが現状です。ただ、運営委員の原田彰宏先生のご尽力により、ホームページが一新され、「生命科学を支える細胞生物学」という魅力的なタイトルのついたホームページに変貌しました。会員数の増加につながることを大いに期待しています。また、CSFは、貝淵弘三先生が編集委員長になられ、さらに進化し、投稿数も増加して、レベルの高い論文がたくさん掲載されるようになりました。これらの流れが、岡田善雄先生の研究室での私の大先輩でもある目加田現会長の力で活性化され、さらに大きく進展していくことを願っています。

 最後になりましたが、会長としての2年間を温かく見守ってくださいました会員の皆様に感謝申し上げますとともに、学会の執行部として、様々な局面で会長を支えてくれました、CSF編集委員長の貝淵さん、庶務幹事の吉森保さん、大杉美穂さん、会計幹事の古瀬幹夫さん、会計監査の平岡泰さん、月田早智子さん、選挙管理委員の中山和久さん、学会事務局の国料尚子さん、庶務幹事補佐の長谷川寿子さんに深く感謝致します。

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