日時
平成24年11月15日(木)10:00~17:00
場所
千里ライフサイエンスセンタービル 5階ライフホール(大阪、豊中市)
主催
公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
趣旨
歴史上最も多く用いられた薬剤であるアスピリンはシクロオキシゲナーゼを阻害し、プロスタグランジン産生を抑制することで強力な消炎鎮痛作用を発揮する。プロスタグランジンに代表される脂質メディエーターの産生酵素・受容体の多くは国内の研究者によって分子同定され、また、遺伝子欠損マウスなどの解析結果から、新規創薬の候補として大いに期待されている。一方で、遺伝子に直接コードされない脂質の解析にはこれまで多くの困難がつきまとってきた。本セミナーでは世界をリードする脂質メディエーター研究者の最新の知見を紹介し、創薬応用への可能性を検証する。さらに、脂質の解析において近年めざましい進化を遂げつつある質量分析計を用いた新しい解析法と将来の可能性についても討論したい。
コーディネーター
順天堂大学大学院医学研究科 生化学・細胞機能制御学教授 横溝 岳彦
京都大学大学院医学研究科 皮膚科学准教授 椛島 健治
プログラム
1. リン脂質代謝と疾患リピドミクス
東京大学大学院 医学系研究科 特任教授 清水 孝雄
2. 細胞外リン脂質環境を制御するsPLA2分子群のバイオロジー
東京都医学総合研究所 脂質代謝プロジェクト プロジェクトリーダー 村上 誠
3. プロスタグランジンと慢性炎症
京都大学大学院 医学研究科 神経・細胞薬理学 教授 成宮 周
4. 病態時の脈管新生を制御する脂質メディエーターの役割
北里大学大学院 医療系研究科 分子薬理学 教授 馬嶋 正隆
5. ロイコトリエン受容体と新規生理活性脂質12-HHT
順天堂大学大学院 医学研究科 生化学・細胞機能制御学 教授 横溝 岳彦
6. 脂質を「見る」質量顕微鏡の進歩
浜松医科大学 解剖学講座 細胞生物学分野 教授 瀬藤 光利
参加費
無料(ただし、事前申込が必要)
定員
200名(申込順)
申込方法
氏名、所属、連絡先(〒住所、電話番号、E-mailアドレス)を明記の上、E-mailでお申し込みください(FAX、郵便も可)。事務局より参加証(セミナー当日、受付に提示)をお送りします。
申込先
(財)千里ライフサイエンス振興財団 セミナーD5係
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル20階
TEL:06-6873-2001 FAX:06-6873-2002
E-mail:tnb@senri-life.or.jp
*詳細はURL:http://www.senri-life.or.jpをご参照ください