下記の通り、蛋白質研究所セミナー「液-液相分離の新たな展開へ向けて」を開催いたします。
液-液相分離は最近非常に注目度も高く先日の蛋白質科学会との合同年会でも多数の参加者が集まりました。本セミナーは合同年会でのワークショップをさらに発展させ多くの活発な議論をすることを目的として開催します。多くのご参加をお待ちしています。
日時
2019年9月12日(木)10時~9月13日(金)16時40分
場所
大阪大学蛋白質研究所1階講堂
プログラム
10:00~10:05
はじめに 中川 敦史(大阪大学蛋白質研究所所長)
セッション1 10:05~12:30
西奈美 卓(筑波大)「プリオンの相分離現象と添加剤による制御」
浦 朋人(筑波大)「液-液相分離による酵素反応の制御」
森 英一朗 (奈良県医大)「相分離制御:からまるLCポリマー」
吉澤 拓也(立命館大)「相分離制御:ほどく相分離シャペロン」
野島 達也(中国・東南大)「タンパク質の凝縮相分離相の創新と応用」
セッション2 14:00~15:30
泊 幸秀(東大)「RNAサイレンシング複合体の形成(そしてその先へ)」
守屋 央朗(岡山大)「液液相分離タンパク質の過剰が引き起こす増殖阻害」
丁 大橋(情報通信研)「相同染色体対合における液液相分離の役割」
セッション3 16:00~17:30
野田 展生(微化研)「液-液相分離とオートファジー」
荒木 保弘(阪大)「TORC1の液滴形成による活性維持機構」
松浦 彰(千葉大)「サイズ/濃度が関わる生命現象と相分離」
9月13日(金)
セッション4 9:00~10:30
瀧ノ上 正浩(東工大)「DNAマイクロ液滴の液-液相分離の塩基配列制御」
三好 大輔(甲南大)「DNA・RNAの構造依存的相分離現象とその制御」
建石 寿枝(甲南大)「神経変性疾患に関わるRNA・ペプチドの細胞内での相互作用解析」
セッション5 11:00~12:30
笠原 浩太(立命館大)「蛋白質液滴形成の粗視化分子動力学シミュレーション」
中川 洋(原子力研)「中性子準弾性散乱による蛋白質の拡散運動と構造揺らぎの解析」
太田 元規(名大)・福地 佐斗志(前橋工科大)「液滴を作るタンパク質に見られる天然変性タンパク質」
セッション6 13:50~14:50
小澤 大作(阪大)「ポリグルタミン蛋白質による異常構造伝播」
前田 達哉(浜松医大)「酵母のグルタミン検知に関与する天然変性タンパク質Pib2の液滴形成」
セッション7 15:10~16:40
築地 真也(名工大)「人工メンブレンレスオルガネラによる細胞内シグナル操作」
関山 直孝(京大)「天然変性蛋白質による可逆的凝集機構の構造学的解明」
鎌形 清人(東北大)「がん抑制タンパク質p53の液液相分離と人工設計ペプチドによる制御」
世話人
後藤 祐児(阪大)、宗 正智(阪大)、白木 賢太郎(筑波大)、亀田 倫史(産総研)
連絡先
宗 正智 〒565-0871 吹田市山田丘3-2 大阪大学蛋白質研究所
Tel:06-6879-8615 Fax:06-6879-8616
E-mail: mso@protein.osaka-u.ac.jp
URL:http://www.protein.osaka-u.ac.jp/seminar/ipr_seminar0912-13
参加費
無料・事前登録不要