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会長退任の挨拶

2016.09.27
Vol.27 May - September

貝淵 弘三名古屋大学大学院医学系研究科

6月の社員総会をもって会長を退任し、吉森保新会長に引き継ぎました。2年3ヶ月の在任中、大きな問題も無く吉森会長にバトンタッチでき、ほっとしています。在任中に幹事を務めていただきました吉森副会長、大野博司編集長、後藤聡庶務幹事、濱崎洋子会計幹事、事務局の金光朋子さんに感謝いたします。

私と細胞生物学会との関わりは、大学院生時代に始まりましたので、かれこれ35年くらいになるかと思います。所属が生化学の研究室でしたので、当初は熱心な会員ではありませんでした。1994年に始めた低分子量G蛋白質Rhoと細胞骨格の仕事が、大きな契機になりました。2000年に会計監査役に任じられ、いつの間にか会計幹事、運営委員と学会との関わりが深くなって行きました。気が付けば、CSFの編集長を仰せつかり、副会長を経て会長を務めました。その間、16年近く執行部に携わってきたことになります。

私が執行部に参加した当初は、学会は今より少し保守的で、中々若者が発言できない雰囲気がありました。永田・中野会長の頃から、将来計画委員会が立ち上がり、若い人に積極的に学会運営に携わるチャンスが与えられ、随分自由闊達な雰囲気に変わってきたように思います。会長就任時に一番考えたことは、この柔らかい雰囲気を壊さず発展させたいということでした。私は仕事の関係上他の学会の理事なども務めていますが、他学会の理事会の雰囲気は未だかなり保守的で、理事は所属する分野の代表として利益を主張する傾向があります。大会でも会員は自分の分野の発表が終われば、さっさと帰ってしまう姿もよく見られます。

細胞生物学会の大会では、ポスターの前で議論する姿がよく見られますし、懇親会などの夜の部?ではコミュニケーションがよく取られていると思います。一方、若手会員数の減少、財務体質の悪化、CSFの投稿数の伸び悩みなど大きな問題を抱えています。昨年の東京大会で、中野大会長が学部生、大学院生の参加費の無料化に踏み切られたことと、若手の会が発足したことが、若手会員の増加と大会の盛り上がりに繋がってきました。吉森会長と新執行部は是非この流れを絶やさない努力をお願いいたします。

最近、学会を取り巻く環境は激変しています。1990年代の半ば、国は大学院重点化の名の元に、大学院生の定員を増やし、生命科学を志す学生が多数この分野に参入してきました。一方、助教などの教職の定員はあまり増えていません。その後、教職の任期制が導入され、巷にはポストドクが溢れています。このような状況下、若者の生命科学離れは確実に進んでいます。政府は生命科学の知見を医療に生かしたいという国民の声を受け、AMEDを設立し基礎研究から臨床研究に大きく舵を切りました。細胞生物学のような基礎研究に回ってくる研究費は実質減少しています。このような状況下で、細胞生物学会やその会員が知恵を絞り生き延び、素晴らしい成果をあげて行く道を真剣に議論し模索する時期が来ていると思います。自分の得意分野を生かし、臨床系の研究者と組むというのも一つの方向性かもしれません。私自身は会長職を離れ肩の荷が下りた気分ですが、今後も一会員としてこの難局に向かう一助となればと考えています。最後になりますが、会員の皆様のご協力ありがとうございました。学会と皆様の益々の発展を祈っています。

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